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神田界隈の散策 その3

オーディオショップを後にして外堀通りを進み昌平橋を渡るとそこは秋葉原の電気街に近い場所。神田明神下の交差点をいつもなら右折して電子部品屋さんに向かいますが、今日は左折。湯島坂の上にある神田明神を目指します。しばらく登って右側に門が見えてきます。

神田明神1 神田明神2

さらに本殿:
神田明神3

お参りもそこそこ、今日のお目当ては最近発売された「神社声援:ジンジャーエール」の試飲。
これが神社声援。1本300円と少しお高めですが、中にはたっぷりの生姜が入っています。喉越しはすっきりで、後に生姜の辛みが残りヒューとします。なかなかいい辛口ジンジャーエールです。

神社声援 心願成就

空き瓶を返却すると5円還元のかわりにご縁がるようにと5円玉(御縁玉)が入った「心願成就」袋をいただきました。さてそのあとはルーティンワークとでもいいましょうか。

ジンジャエールを堪能して神社を後にした時、門のそばに面白い看板がありました。
東京十社巡拝路程図

東京の有名な十社をめぐる通路の案内図。この中で、根津神社、神田神社、亀戸天神、日枝神社、富岡八幡はすでにお参りしています。後5社行かなくてはなりませんね。と思いつつ、神田明神入り口にある天野屋さんへ。

天野屋

ここは自家製のむろを持った由緒正しい麹甘酒が有名なお店。テレビにもこのムロはよく紹介されます。さて正統派ならここで甘酒の話がずっと続くのですが、私の目当てはちょっと違います。ともかく中に入り甘味を賞味しました。ここのもう一つの魅力はご主人の趣味、鉄道模型です。今は中のショーウインドーに外国製の機関車の模型が展示されていました。ガラス越しなのでちょっと見ずらいのですが、イギリスを代表する往年の記録保持者マラード号や真鍮製のアメリカの機関車などなど。

祖父江欣平氏製作の真鍮製蒸気機関車模型
上段:アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道の3463蒸気機関車(4-6-4)
下段:サザンパシフィック鉄道 SP2蒸気機関車 (4-10-2) 真鍮未塗装
蒸気機関車

下記写真
上段:ドイツ国鉄DB01機関車 4-6-2 ドイツを代表する蒸気機関車
下段:ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道 (LNER) A4型 4468 マラード号

マラード

このマラード号は時速203 kmという蒸気機関車の世界最高速度記録(1938)を持っていて、ドイツの05機関車と速さを競いました。詳しい話は私のブログ  ➡️ 蒸気機関車の話 をみてください。DB05機関車との速度競走の経緯を詳しく書いています。

神田駅からスタートして神田明神をめぐりそのあと聖橋を渡ってお茶の水駅に到着。ここには模型材料の品揃えが多いレモン画翠があります。よく訪問するお店です。

レモン画翠

さて少し長くなりましたが、今回の探索は以上をもって一段落としましょう。








神田界隈の散歩 その2

さて、かんだやぶそばの昼食の後、神田明神方面に歩き始めたら、面白いショプがありました。今や懐かしい真空管アンプを取り揃えたオーディオショップです。
URLはこちら → アムトランス

オーディオショップ

そとから覗いたウインドーにたくさんの真空管やスピーカーユニットが。。
真空管

高校生時代に真空管アンプを作っていたことを思い出しましたよ。ほとんどMT管でしたが、6MB8など1本でA級アンプを作ったこともあります。 6080という真空管を使用してOTL(アウトプットトランスレス)アンプも作りました。スピーカとのインピーダンスを合わせるのに苦労しましたが。ちょっと散策からは離れますが、しばし真空管談義。
6080、6MB8などは下記のような構造をしています。

6080真空管写真 6080真空管

6080真空管の外観と内部回路。当時は面白い話があって東芝製の真空管はマツダランプブランドといって他のメーカの同じ真空管に比較して高く販売されていました。

6MB8真空管写真

これは6BM8という真空管で3極と5極管が一つに収まったものでこれ一本で前段・出力を受け持ったアンプがつくれるという優れものです。下図にこの真空管を使ったアンプの回路図を掲げます(1チャンネル分)。真空管回路は今のトランジスター回路と違って約200ボルト以上の高電圧で駆動させるので感電の恐れがありましたね。

6BM8回路図

ところで今所有している双三極管12AX7。実はこれスチームパンク風のジオラマに使おうと密かに在庫しているものです。青色のLEDバックライトを背にヒーターが赤くぼんやりと光ってなかなかいい絵になります。

12アX7真空管写真  IMG_0649.jpeg

こんな感じを狙っています。
Vaccum Tube  D51運転台スチームパンク風

おっと話が散策から大幅に脱線してしまいました。歩いていると思っても見ないようなお店に遭遇してそこから妄想が始まりますね。それでは昌平橋を渡って神田明神に進みます。





神田界隈の散歩 その1

久しぶりにぶらっと神田方面に出かけました。先ずは腹ごしらえ。かんだやぶそばへ。

かんだやぶそば玄関
こちらは今の玄関

やぶそば玄関
こちらは火事があった旧建物の玄関であった場所。

中に入ると少し昼前だったので、待たずに席につけました。注文はせいろそば、野菜の天ぷら、茄子そばです。
せいろそば
おきまりのせいろそば。だしの味が奥ゆかしくて大変美味しかった。
店の人たちは大変元気よく接客されていました。帰りは「お発ちでーす。ありがとう存じます。」が印象的でした。

グラスカステン(小さなガラス箱のような蒸気機関車)

HOゲージのROCO社製グラスカステン展示用のジオラマを作ってみました。

相当前にこのブログでグラスカステンのことを書きました。 2011年9月12日 → ドイツ国鉄 BR98 グラスカステン蒸気機関車

ジオラマ

線路はCODE55の引き抜きレールを使って枕木にハンダ付けしています。

ちなみに次の写真は実物。
グラスカステン1

ウィーンフィルニューイヤーコンサート2018

さて1月ももう20日経ってしまいました。改めてあけましておめでとうございます。
遅ればせながら、いつものように今年のウイーンフィルニューイヤーコンサートの記事です。

今年はイタリヤ生まれの巨匠、リッカルド・ムーティーの指揮のもとシュトラウス家の音楽がいっぱいのコンサートになりました。

リッカルド・ムーティトウイーンフィル

プログラムをごらんください。スッペの作品「ボッカチオ」前奏曲が一品含まれていますが、あとは全てシュトラウス。リッカルド・ムーティがニューイヤーコンサートを振るのは今回で5回目。よほど気があう指揮者なのですね。ヨハン・シュトラウス時代のイタリアは「南国の薔薇op388」のようにあこがれの地だったのでしょうか。そのイタリアの流れをくむムーティーとウイーンフィルは何かいい相性があるのでしょう。

チターと共演の「ウイーンの森の物語」も良かったし、もう一つの驚きはアンコールで事前にプログラムで発表されていなかった;ポルカ「雷鳴と電光」作品324(ヨハン・シュトラウス2世)の演奏。前にカルロス・クライバーで聞いて感激しましたが、ムーティの演奏もいいですね。

ウイーンの森の物語

プログラム2018

恒例のアンコール最終曲「ラデッキー行進曲」です。このような一流の指揮者に聴衆が拍手のタイミングや大きさを指揮されるというのもいいものですね。




さて2019年指揮者はクリスティアン・ティーレマン。ニューイヤーコンサート初演。ドイツベルリン生まれでシュタカーペレ・ドレスデン首席指揮者を務めていました。ウイーンフィルとは定期的に演奏をしている指揮者です。右はドレスデン国立歌劇場内部の写真です。

2019_NewYearConcert ドレスデン国立歌劇場


来年も楽しみですね。

アメリカ映画「ドリーム」を見た。

アメリカ映画「ドリーム」を鑑賞しました。原作はHidden Figures: The American Dream and the Untold Story of the Black Women Mathematicians Who Helped Win the Space Raceです。

b133c8747382ef61.jpg

日本語のタイトルはなんかぼやっとした言葉ですが、オリジナルのタイトルはHidden Figures:直訳すると隠れている数字、しかし深層な意味は「知られていなかった重要な人たち」の意味でもあります。もう一つ、この言葉には犯罪統計などに使う暗数(Dark Number)という意味もあって、これは報告されたレポートと実際の状況の誤差を表すようです。私自身はこの物語の一つのバックボーンとして物語の中に電子計算機(IBM7090)が出した宇宙船の着陸座標軌道(トラジェクトリー)の少しの違いを主人公が手計算で検算するテーマがでてきますが、それも含んだタイトルではないかと深読みしています。

時代はアメリカと当時のソ連が宇宙に繰り出す競争をしていた頃、ソ連のガガーリンが地球一周し、アメリカが競争に負けるところからスタートします。舞台はNASAのラングレー研究センターがあったバージニア州。当時はJFKが大統領の時代。しかし南部には根強く人種差別が残っている地域でした。そこで働く優秀な黒人女性3人にスポットを当てた作品。黒人であること、女性であることの二重の壁を打ち破りマーキュリー計画のみならずスペースシャトルの成功を支えた人たちの実話。

詳しく話すとネタバレになるので、ぜひ機会があれば見てもらいたい作品であるとのみ伝えておきましょう。
映像的にも懐かしいところがあってNASAに初めてIBMのコンピュータが導入された様子、磁気テープ装置が整然と並んでいるところ、主人公の一人がFORTRANを使ってプログラムをカードリーダーから読み込ませるなど初期のコンピュータの様子が再現されていました。


また後日譚があって当時の女性3名は今も元気で主人公の一人キャサリン・ジョンソンは2015年オバマ大統領から大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedomを授かっています。また、2016年9月にラングレーにオープンした計算センターは、彼女の業績をたたえ、キャサリン・ジョンソン・コンピュテーショナル・リサーチ・センターと命名されました。
20171003_05.jpg


まずは物語の予告編


映画の中のキーメッセーッジ。


元も気に入ったシーン

この映像の中で「気に入った, I like the numbers」と発言したのは当時のジョン・グレン。もっともキャサリンを信用したレジェンドです。

このシーンも良かったですね。


ぜひともこの映画をお楽しみあれ。

ニューラルネットワークデモ

最近人工知能;AI (Artiicial_Intelligence)がいろいろな分野で適用されてきているようですが、あるサイトでこの人工知能の基本要素であるニューラルネットワークのデモを公開していました。下記にそれを示します。ニューラルネットワークを実感できて面白いですよ。

下記にデモ画面を示します。

ウィーンフィルニューイヤーコンサート2017

このブログも年に一回程度の更新になってしまいましたが、今年もウイーンフィルニューイヤーコンサートについて少し記述したいと思いました。一生に一度はウイーンフィルサウンドと言われている特別な音質の生演奏を聴いてみたいと思うのですが、残念ながらこのコンサートはチケットを取るのはすごく大変で、いつもNHKの番組を見ながらの鑑賞となっています。

オーケストラの音質に関して右記の記事を参照してください。 ウイーンフィルサウンド

今年の特徴は新しいウイーンフィルという視点。ます指揮者がグスターポ・ドゥダメル(1981年生まれの35歳ベネズエラ出身)でニューイヤーコンサートでは最も若い指揮者となりました。その指揮振りは踊るように軽やかでメリハリが効いたものでした。100年に一人の天才とも言われていますが、まさに体全体から出るエネルギーがすごかったですね。

dudamel_web_gerardo_gomez.jpg blumen_16003e_web_hoch.jpg

今年のプログラムはアンコール部分は別にして耳慣れた曲も入ってます。ヴァルトトイフェルのスケーターズワルツなど。2017年に、150週年を迎えるウイーン時計博物館を記念する音楽、チックタックポルカもありますね。

Program.png

また日本でも人気があるライナー・キュッヒル氏が45年間勤めたコンサートマスターを2016年で定年で引退し、今年から若いコンサートマスターに引き継がれること。NHKは幕間にキュッヒルさんと共にウイーンフィルの楽屋を回る形で番組を進める構成でした。彼は客席からオーケストラを聴くことは初めてだそうで興味深い経験をしたようです。ライナー・キュッヒルさんの奥さんは日本人で2002年小澤征爾さんがニューイヤーコンサートの指揮者となった時新年の挨拶を日本語で行いました。

ライナーキュツヒル

キュッヒルさんのホームページ  → ライナーキュッヒル

さてコンサート最後の曲、恒例のラデッキー行進曲です。



来年のコンサート指揮者はリッカルド・ムーティー氏、言わずと知れたイタリア生まれの巨匠ですね。ウイーンフィルとの付き合いが長くニューイヤーコンサートの指揮は今度で五回目になります。
muti_riccardo_phil.jpg