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DHMOの教訓

昔から有名な話があります。DHMOは危険な物質であるという事実。

1. DHMOは酸性雨の主成分である。
2. 吸引すると死亡することがある。
3. 重篤なやけどの原因となりうる。
4. 地形の侵食を引き起こす。
5. 多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
6. 電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
7. 末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
8. DHMOは軍事利用される。

その危険性に反して、DHMOは頻繁に用いられている。
1. 工業用の溶媒、冷媒として用いられる。
2. 原子力発電所で用いられる。
3. 農薬の一部として大量に散布されている。
4. 防火剤として用いられる。
5. 各種の残酷な動物実験に用いられる。
6. 防虫剤の散布に用いられる。
7. 洗浄した後も産物はDHMOによる汚染状態のままである。
8. 各種のジャンクフードや、その他の食品に添加されている。
このような毒性のあるものを大企業などは河川や海洋に廃棄しているが、違法にはなっていない。


このような話でDHMOを禁止しようという運動が起こったとか。
それでは DHMOとはどのような物質なのか?
これを科学用語で正式に表すとDiHydrogen MonOxideで2個の水素と一つの酸素の化合物、つまりH2O(水)なのです。

水の分子

ここで言っていることは決して誤ったことを言っているのではなく正しいのですが、何かわからないDHMOなどという物質と言われるとかなり毒性がある物質と見てしまうのが恐ろしいところです。教訓としては言葉のイメージによって感じ方を変えないと言ったところでしょうか。世の中にはこれに類似するレトリックがたくさんありますね。



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