このブログも年に一回程度の更新になってしまいましたが、今年もウイーンフィルニューイヤーコンサートについて少し記述したいと思いました。一生に一度はウイーンフィルサウンドと言われている特別な音質の生演奏を聴いてみたいと思うのですが、残念ながらこのコンサートはチケットを取るのはすごく大変で、いつもNHKの番組を見ながらの鑑賞となっています。
オーケストラの音質に関して右記の記事を参照してください。
→ ウイーンフィルサウンド今年の特徴は新しいウイーンフィルという視点。ます指揮者がグスターポ・ドゥダメル(1981年生まれの35歳ベネズエラ出身)でニューイヤーコンサートでは最も若い指揮者となりました。その指揮振りは踊るように軽やかでメリハリが効いたものでした。100年に一人の天才とも言われていますが、まさに体全体から出るエネルギーがすごかったですね。

今年のプログラムはアンコール部分は別にして耳慣れた曲も入ってます。ヴァルトトイフェルのスケーターズワルツなど。2017年に、150週年を迎えるウイーン時計博物館を記念する音楽、チックタックポルカもありますね。

また日本でも人気があるライナー・キュッヒル氏が45年間勤めたコンサートマスターを2016年で定年で引退し、今年から若いコンサートマスターに引き継がれること。NHKは幕間にキュッヒルさんと共にウイーンフィルの楽屋を回る形で番組を進める構成でした。彼は客席からオーケストラを聴くことは初めてだそうで興味深い経験をしたようです。ライナー・キュッヒルさんの奥さんは日本人で2002年小澤征爾さんがニューイヤーコンサートの指揮者となった時新年の挨拶を日本語で行いました。

キュッヒルさんのホームページ
→ ライナーキュッヒルさてコンサート最後の曲、恒例のラデッキー行進曲です。
来年のコンサート指揮者はリッカルド・ムーティー氏、言わずと知れたイタリア生まれの巨匠ですね。ウイーンフィルとの付き合いが長くニューイヤーコンサートの指揮は今度で五回目になります。